歯ブラシのパッケージをよく見ると、2種類の毛のかたさの表記がされています。

写真は当院で取り扱っている子ども用歯ブラシ「DENT. EX kodomo」のパッケージです。
DENT. EX kodomo3種類の毛のかたさ。メーカー表記はいずれも「M(ふつう)」だが、品質表示法に基づく表示では13Mの「ふつう」に対して12Mと11Mは「かため」と表記される

左の赤で囲った部分がメーカーによるかたさの表記です。「11」「12」「13」はサイズを表し、「M」は毛のかたさ(この場合はMedium、他に「S(soft)」もあります)を示しています。

一方、右側の黄色く囲った部分は家庭用品品質表示法(以下、品質表示法)に基づく表示です。13Mが「ふつう」なのに対して12Mと11Mは「かため」となっています。

同じかたさの歯ブラシなのにどうして2種類のかたさ表示があり、しかもその表示に違いがあるのでしょう?

実は品質表示法では、歯ブラシの毛の長さを一定(7.00mm±0.15mm)に切りそろえて、その状態で測定されたデータをもとに「やわらかめ」「ふつう」「かため」の分類をしています。

そのため、毛の長さや太さ、本数によってはメーカーによる分類と異なった表記がされる場合があります。

一方、メーカーによる表記は使用した際の感触をもとに分類されています。

表記が二つあって迷ったときは、メーカーの表記を参考にした方がより実際の使用感に近いものを選ぶことができると言えるでしょう。