NiKOブログ
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2008.12.10
歯科治療で口を大きく開けるコツ
歯科治療中に「お口をもっと大きく開けてください」と言われることがあります。
自分ではめいっぱい開けているつもりなのにこれ以上どうやって開ければいいんだ?!と感じたことはありませんか?
私自身治療をするときにも、本人は頑張って開けているようだけれど「もう少し大きく開けてほしいな~」と思う子が時々います。
このように「一生懸命大きく開けようとしているが実際にはこちらが期待するほどお口は開いていない」子どもたちは大抵お口を全方向、特に横方向に大きく開けようとしていることが多いようです(中には顎の関節に問題があって開かない場合もあります)。
顎の関節は縦方向の回転運動が主体なので、本来「口を開ける」という動作は縦(上下)方向の動きです。
「口を左右に大きく開ける」という動作は、顔の筋肉で唇や頬を左右に引っ張っているだけなので、上下の歯の間の距離はそれほど大きくは開いていません。
そこで「横に開かなくてもいいから、縦に大きく開けてごらん」と伝えると、すんなり必要な量だけ開けてくれます。
治療を受けるとき歯科医に「もっと大きく開けて!」とよく怒られる方は一度お試しあれ。
(でもホントはそこで怒る歯科医の方が問題があるんですけどね…)