NiKOブログ

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2014.01.05

謹賀新年2014

あけましておめでとうございます。

私は今年はいつもよりも長い正月休みをいただいており、のんびりさせていただいてますが皆様いかがお過ごしでしょうか?

昨年は非常勤歯科医が1名加わり、より明るい環境で診療を行うことができました。

本年も子どもたちの笑顔のためにドクター、スタッフともに全力で診療に取り組みたいと思っております。

さて、ここからは毎年恒例「干支の歯」シリーズ。今年は午(うま)です。

ウマの歯は上下顎ともに片側で切歯が3本、犬歯は牡が1本(牝はない)、前臼歯3本、後臼歯3本で合計牡40本、牝36本です。

(ちなみにヒトは切歯2、犬歯1、小臼歯2、大臼歯3の計32本:親知らず含む)

犬歯と前臼歯の間には歯槽間縁と呼ばれる大きな隙間があり、そこにハミをかませるそうです。

また、ヒトと同様に切歯、犬歯、前臼歯は乳歯から永久歯への生え変わりも起こります。

ウマの歯は年間3~4mmずつ伸びます。野生のウマは長時間草を食べることで摩耗が起きるので問題にはならないのですが、飼育されているウマの場合は野生のウマと比べて長い時間草を食べることはないため歯が伸びすぎたり変形したりすることがあるようです。

その結果咀嚼障害や消化不良、ハミ受けへの影響による行動制御の問題といった不具合が起こることもあります。

さらに乳歯がなかなか抜けず永久歯が生えるのを邪魔しているということもあるそうです(これはヒトでもたびたびありますね)。

これらの理由から欧米ではウマの歯科処置を専門的に行う技術者もいるそうです。

ウマもヒトと同じように日頃からのお口のケアが重要なのですね。

それでは今年もどうぞよろしくお願いいたします。

参考文献