NiKOブログ
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2009.01.07
麻酔、するんですか?
むし歯のあるお子さんの診査と治療計画の説明が一通り終わり、いざ処置を始めようと麻酔の準備をしている時の話です。
「え、麻酔するんですか?」とお母さん。
不思議なことに、以前他の歯科医院で治療を受けたことがある子のお母さんからこういう質問をされることがあります。
「前に治療したときには麻酔しませんでしたか?」と尋ねると、
「しなかったと思います、たぶん…」
お子さんが一人で診療室に入って、保護者の方は治療中は外で待つ歯科医院も多くあります。麻酔をしたという説明があったことをよく覚えていないのかもしれません(さすがに自分の子どもが麻酔の注射をされるのを実際に見れば覚えているでしょうから)。
ただ、中には
「前の歯医者さんではこのくらいのむし歯では麻酔をしなかったのですが、ここでは麻酔をするのですか?」
であるとか、
「こんな小さい子に麻酔をしても大丈夫ですか?」
といった質問を受けることもあります。
質問の裏側には、
「子どもに麻酔の注射をするのは可哀そう。なんとか麻酔なしで治療できないの?」
という意図があるのだろうと思います。
ごくごく小さいむし歯であれば、確かに麻酔なしでも治療ができる場合もあります。
ただ、削らなければいけないほどのむし歯であれば、特に乳歯であれば、必ずと言っていいほど削るときに痛みは出てきます。
もちろん、注射をするときの痛みや怖さに対する配慮は十分に行っていますのでご安心ください。
いつ痛くなるかドキドキしながら治療を受けるより、麻酔を充分に効かせて安心して治療される方がストレスは少ないのかな~、と私は思いますが、皆さんはいかがでしょうか?