歯の外傷について
元気いっぱいなお子様は、日常のちょっとした転倒や衝突などにより、お口や歯を怪我してしまうことが少なくありません。当院では、急なアクシデントによる歯の破折や脱落、お口の中の裂傷などの外傷治療に迅速に対応しております。乳歯の怪我であっても、早期に適切な処置を行わないと、その下に控えている永久歯の発育や正しい生え変わりに悪影響を及ぼすことがあります。万が一の際は焦らずに、まずは当院へお気軽にご連絡ください。

外傷のパターン
歯が欠けた・折れた
転んだりぶつけたりした衝撃で、歯の一部が欠けたり、根元から折れてしまったりした状態です。見た目の変化だけでなく、歯の神経が露出している場合は強い痛みやしみを感じることがあります。健康な状態に戻すため、早期の修復治療が必要です。
すぐに確認すること
- 意識がはっきりしているか
- 吐き気や頭痛がないか(頭の怪我の有無)
- どこの歯が、どのように欠けているか
- 欠けた歯の破片が周囲に落ちていないか
- 歯の神経(ピンク色の部分)が見えて露出していないか
おうちでできること
- 傷口や欠けた部分を指や舌で触らせないようにする
- 欠けた歯の破片があれば、乾燥させないよう牛乳に浸して持参する
- 出血がある場合は、清潔なガーゼを当てて軽く噛ませて止血する
歯がグラグラしている
ぶつけた衝撃により、歯を支えている骨や組織がダメージを受け、歯が揺れている状態です。一見すると位置が変わっていないように見えても、歯の根元が折れていたり、位置がずれてしまったりしている可能性があります。早期に固定することで元通りに定着しやすくなります。
すぐに確認すること
- 触らなくてもズキズキとした強い痛みがあるか
- 歯ぐきから激しい出血がないか、歯ぐきが裂けていないか
- 周囲の歯と比べて、明らかに位置がずれたり引っ込んだりしていないか
- お口を閉じたときに、グラついている歯が先に当たって痛がらないか
おうちでできること
- 気になっても指や舌で触ったり、無理に動かしたりしないよう伝える
- お食事の際は、グラついている歯で物を噛まないように注意する
- 歯ぐきから血が出ていたら、清潔なガーゼで優しく押さえて止血する
- 歯磨きの際は、グラついている歯の周辺は毛先が当たらないように避けて磨く
歯が抜け落ちた、紛失した
強い衝撃によって、歯が根元から完全に抜けてしまった非常に緊急性の高い状態です。乳歯でも永久歯でも、抜けてから治療を受けるまでの時間が早いほど、再び歯を元に戻せる(再植できる)確率が上がります。理想は30分以内、遅くとも1時間以内の処置が極めて重要です。
すぐに確認すること
- 抜けた歯がお口の中に残っていないか、地面に落ちていないか
- 抜けた歯の「根元」が折れずに残っているか
- 歯が抜けた穴から激しい出血が続いていないか
- お口の周りや唇、粘膜に大きな裂傷がないか
おうちでできること
- 抜けた歯は乾燥・水洗いせず、牛乳や生理食塩水に浸して持参する
- 歯を拾う際は、根元には絶対に触らず、頭の白い部分を持つ
- 歯が抜けた穴には清潔なガーゼや綿を当て、軽く噛ませて止血する
- 歯が見つからない場合でも、お口の中に埋まっている可能性があるためすぐに受診する
きれいな笑顔と正しい噛み合わせのために「小児矯正」
ぶつけてしまった歯の治療が落ち着いた後、次に大切なのは「お子様自身が自信を持って笑えること」と「しっかりと噛めること」です。外傷をきっかけに噛み合わせがズレてしまった場合や、元々歯並びに気がかりな点がある場合は、成長期からの矯正治療がとても有効です。当院では、お子様の負担を抑えながら、健やかなお口の機能と美しい歯並びを育てるための矯正治療をご提案しています。

